2016年10月25日火曜日

たくさん働いたトップハットはリフレッシュし蘇るよ!

黒サテンのトップハット、
ブライダルなどのフォーマルや撮影用などで多くご利用いただいていますが、
実はステージや大道芸のパフォーマーさんにもかなり使っていただいています。


お仕事で浸かっているわけですから、
使用回数もハンパないですし、
屋外ではホコリや紫外線にさらされて
あちこちの移動には梱包されて
輸送中の振動にも耐え続けています。

となると当然くたびれてくるわけで・・・
時々メインテナンスに里帰りする子もいます。

今回はその㊙のメンテの工程をおみせしますね。

まずは、こちらが里帰りしたときの状態、
一見しっかりしているように見えますが・・・


 

さすがにクラウン部分は一切型くずれがありませんが、
ブリムはお仕事の跡がわかりますね。

トリミングのグログランリボンが
一部浮いてしまっています。


スベリにはファンデーション(ドーランかな?)がべったり・・



ブリムもよれが出てきています。
よく働きましたね。


早速修理です、
ファンデーションべったりのスベリを外します。
ブリム本体にもついているので、
クリーニングします。


ブリムはきれいになりました。


トリミングのグログランは大きな汚れや傷はありませんでしたが
ホコリもたくさんすっているでしょうし、小さなスレなどもあるので
外して交換です。 

 

ブライダルやフォーマルではやりませんが
ステージ衣装としては丈夫さが必要なので、
(写真ではみえないのですが)
剥がれやすいサイドのところだけ
ミシンで叩いて補強してあります。


よれていたブリムプレスし直して、
組み立て直し、
サイドリボンも新しくなりました。


 

いかがですか?
自分の作ったものが
くたびれて返ってくるのは
それでけ浸かっていただいた証拠。
そして、またきれいになって
旅立っていくのは
嬉しいものですね。




基本のサテントップハットは修理可能です。

また、コルセットハットはダメージの状況や
修理用の資材の有無によって、修理ができないものもあります。

資材の無いものについては、全面張り替えなんていう
荒業もありますので、気になる方はご相談下さい。

 
 



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